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2006年2月14日 (火)

あなたの知らない電源の話(ACアダプタ前編)


今回は家庭用電気製品でよく使われているACアダプタの話。
家庭用に供給されているAC(交流)100Vをそのまま利用するような機器は限られていて*1 、大抵は電圧変換を経て*2 利用される。その際ACアダプタと呼ばれる黒くて四角い物体が間に割り込むが、コイツの役目は電圧の変換そのものだ。
電子機器には専用のACアダプタが付属していることが多いが、専用としているのにも訳がある。機器にはそれぞれ動作する電圧が設定されており、付属しているACアダプタはそれにピッタリの電圧を供給できるようにしてあるからだ。
ACアダプタは何も専用品しか使ってはいけないということはなく、同じ仕様の電圧を供給できれば、という条件付きで別の機器で使っていたACアダプタを代わりに使える。
中古品を買ってきたとき、ACアダプタをなくしたり壊したりしたとき、元々電池で動作するものでACアダプタがオプション扱いになっている機器を使いたいときなど、機器の要件を調べて適合するACアダプタを持ってきて利用し、環境とお財布に優しく電子機器を利用できる。
さて純正以外のACアダプタの流用するためにはACアダプタと接続対象機器の素性をしっかり調べないといけない。電源は基本部分なので間違えるとアダプタ、機器共に一発で壊れることが多いので慎重に。*3

さてACアダプタには供給電圧と供給電流容量というパラメータがある。専用品であってもアダプタに両方書いてあるのでまず確認する。
供給電圧はそのもの3.5Vや9Vと書かれているもの。同じか超える範囲でほんの少し高い程度ならば大丈夫。繋ぐ機器によってはACアダプタの電圧が機器の要求電圧を下回ってても電圧値が相当違ってても平気で動くものがあったりするけど、そういうのは接続機器の素性を内部まで良く知ってないとダメなのでとりあえず15%ぐらいの範囲を基準で考えよう。9Vの機器に10Vのアダプタを繋ぐくらいなら問題が出ることはない。あまりない。ないかもしれない。
電流容量値が機器の消費電力を上回っていればアダプタは電気的に利用可能だといえる。上回っている分には問題ないが、下回っている場合はちょっとヤバい。がんばりすぎて余計に熱を出すぐらいで済むならばまだいいけど、もうちょっとがんばって火を噴いてもらったりしても困る。もとより要求電流が大きすぎるために電源がヘタレて機器が動いてくれないかもしれない。
機器の消費電力は大体本体のシールに書いてある。ワット数で書いてある場合ちょっとした計算で求めることになる。
500mWの機器で5Vの場合、ワット数を電圧で割るとそのときの電流値が求まる。で、この場合消費電流値は500mW/5V=100mAになる。
ここで初めてACアダプタの数字を見てみる。標準添付品だとギリギリ100mAじゃなく、大抵は余裕を見て150mA、200mAとなっているだろう。用意するACアダプタの供給電力もも本当ならそれぐらいの余裕が欲しいところだ。
使えそうなACアダプタの見当がついたところで、我々はストックの部品箱を覗き込んだり、ジャンク屋へと足を運び当該ACアダプタを探しにいくのである。
長くなったのでここでいったん区切ります。続きはまた後日。

*1 照明機器や熱を利用するもの、動力を利用するものなど。電灯線といわれる所以。
*2 大抵は電圧を落とすが、稀に上げるのもあったりする。
*3 すべての機器がヒューズで守られているとは限らない。

投稿者 Amayu : 2006年2月14日 12:00

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コメント一覧

前編の写真は1個を除いて昔ながらのでかくて黒くて重いACアダプタです。部品箱にあったもので目に付いたものを何個か並べただけなので部屋にあるものを全部並べたら壮観でしょうな。
後編では最近になって小さく軽くなってきたアダプタのことについてお話します。

投稿者 あまゆ : 2006年2月15日 09:27

アダプターの大きさっていろいろよねー。もっとコンパクト設計にしてほしいものです。

投稿者 usalyn : 2006年2月14日 22:00

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